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そこら辺に居そうな高1が日記書いたり、ギターの事書いたり、BUMPの事書いたりするぶっちゃけ暇つぶしのブログ
読書感想文  あさのあつこ/ランナー
2010-08-20 Fri 09:17
夏休みの宿題でやった、読書感想文を何となく載せてみます。

急ぎだったので、なんか文章が変ですが(´・ω・`;)


では、どぞ




 「ランナー」そのタイトルからスポーツに青春を捧げるような小説だと思った。
しかし、走ることより登場人物の複雑な心情を中心に書かかれていた。
そして、なにより現実的だと思った。
 この物語の主人公「加納碧李」は、この物語の始めから問題を抱えていた。
まだ幼い妹と、離婚をして精神的に弱くなってしまった母。
碧李は「それが理由で陸上も辞めた。」と始め思っていた。
本当にそれが理由だったのだろうか。
陸上部をやめた碧李は妹「杏樹」を守り、杏樹と上手く接することができない母「千賀子」を助けてきた。
それを言い訳にして、本当のことを隠してるだけではないのか。



碧李は「感情」という題を持っている、と感じた。
杏樹も千賀子も守らなければという、責任感。
走る事の喜び、苦しみ。
同じ走る事でもレースの記憶は、恐怖に変わっていた。
陸上部を辞めたときの安堵感、挫折感。
碧李はいろいろな感情を持ち、常に何かを考えていた。
自分の事も、家族の事も。
そんな碧李を走らせたのは杏樹の「お兄ちゃん、走って」という言葉だったと思う。
そこで碧李は初めていろいろな人に支えられているのだ、と気付く。
箕月監督にも、陸上部マネージャーの「前藤杏子」にも、もちろん杏樹にも、千賀子にも。
しかしレースの恐怖感は消えなかった。
レースをやらなければもうこの恐怖感は無い、と安堵感に浸っていた。
安堵感と共に挫折感もあった。
もう走る気など無かったのであろう。
だが、杏樹の言葉は大きかった。
碧李は走る決意を決め、安堵感に浸って逃げるより前に進むために、逃げないために、陸上部に戻りまたスタートラインを目指そうとする。
「俺は走れないんじゃない、走らないだけだ、そう信じたくて、逃げちまってたんだ」
この言葉から碧李の決意の気持ちが伝わってくる。
 



千賀子、杏樹は「愛情」という題を持っていた。
娘を愛そうとしても愛せない千賀子。
母に愛されたいのに愛してもらえない杏樹。
更に杏子もこの「愛情」という題に接している。
杏子は、陸上部の顧問「箕月衛」に恋をしていた。
愛情について考えているときの杏子の心の中の言葉はまるで千賀子に向けて言っているようだった。
特に印象的だったのは
『愛情は美しくも、温かくもない。残虐で、貪欲で、浅ましい。餓えた獣が獲物の骨の欠片まで食い尽くすように、相手の全てを所有したいと望んでしまう。』
と、いう言葉だ。
この言葉が、千賀子と一致すると思った。
千賀子の愛情と杏子の愛情は違う。
千賀子は娘への愛情。
杏子は異性への愛情。
杏子の言葉は、どんな愛情にも通じる事なのだろうか。
それとも、千賀子だからこそ一致したのか。
もしかしたら、千賀子はこのことを分かっていたのかもしれない。
愛情は残酷なものだと分かっていたからこそ、杏樹を愛せなかったのかもしれない。
しかし、愛情は残酷な事ばかりではないと思う。
愛情は夢を見せ、心が躍るような気持ちになる事もある。
千賀子は最後に気付けたのだと思う。
愛しい娘が自分を必要としてると感じたときに。
杏子は気付いていないようだった。
杏子の周りにまでその気持ちが染み出しているのに。
結局、愛情とは何なのか。
自分が思うには、愛情は二極端だと思う。
普通な愛情などない。
喜びか苦しみか、その二つだ。
まさに天国と地獄だ。
それでも、人は愛情を求める。
喜びを得るために。


登場人物一人一人が、意味を持っていた。
そしてつながっていた。
主人公は碧李だけではない。
千賀子も、杏子も、意味のある主人公だ。
一人一人の題がいろいろなことを読者に伝えようとしている。
題というのは一人一人の生きる道だ。
その道を知ることは、自分を知る一番の方法かもしれない。
自分の道は何なのか、見つけてみたい。



この本を読み終えたとき、この物語は終わっていないような気がした。
最後、碧李が立ったのはスタートラインだ。
これからが、本番だ。
碧李はここから、ゴールに向かって終わりのある走りをする。
それは人生を例えてるのかもしれない。
ずっと走り続けていたい。
でも、そのうちゴールが来る。
ゴールが無い走りなんて無い。
人生もまた同じだ。
いつかは、死が来る。
ゴールを走り抜けたい碧李の気持ちが分かった気がした。
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この記事のコメント
No title
こんにちは。同じ本の感想記事を
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お気軽にどうぞ。
2010-09-24 Fri 14:26 | URL | 藍色 #-[ 内容変更]
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2011-11-15 Tue 23:35 | | #[ 内容変更]
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2014-08-24 Sun 19:34 | | #[ 内容変更]
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長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李(あおい)は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。だがそれは... …
2010-09-24 Fri 13:47 粋な提案
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